miumikumiu's blog

大学病院院内SEの覚書やら日々雑記、診療報酬解釈等々

平成26年度診療報酬改定について

さて、前回は入院基本料のことでいっぱいになってしまいましたので、今回の個別項目について。

個人的な見解などもありますので、制度の理解に違いがあったり、間違っていることもありえますので、ご了承ください。

 

今回の目玉とも言える特定除外制度の見直し。
特定除外制度とは。病院に入院して、90日以上が経過すると、入院料が下げられるという制度です。

患者にとってはいいのかもしれませんが、病院にとっては減収に直結しますんで、できるだけそういった患者は出したくないでしょう。

今回の改定では、この特定除外に評価の見直しが加えられます。

見直しということは、報酬が下げられるということです。

 

そもそも、現在は、DPC制度の導入により、かつてのように病院で行われた医療行為それぞれについて細かく算定する、出来高算定の病院は少なくなってきました。

DPC制度の導入により、疾患によって、入院期間と入院料が決まってしまうのです。

したがって、早く退院させたほうが、効率よく、また経費もかからない。

 

しかし、90日を超えて入院が必要となる場合もあり、その場合、入院料が大幅に下げられてしまいます。

25年度までは、この特定除外制度は、1日9000円ほどの基本料と、医療行為の個別算定(出来高)でしたが、26年度からは、特定の基本料金にひとまとめ(包括)にされ、決められた点数以上算定できないこととなりそうなのです。

 

つまり、長期で入院させてしまえばしまうほど、経営状態は厳しくなるということで、

そのような病院は、長期療養病院として、病院の役割を変更しなさい。

ということにも取れます。

 

2025年までに国は、医療体型を整えると行っています。

そのための第一歩が今回踏まれるのではないでしょうか。

病院機能分化へ、病院の役割分担を明確にするための改定に、今年はなりそうです。